防災 昭和三陸地震を知る
災害に備える防災品
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昭和三陸地震とは
1933年3月3日、岩手県釜石市東方沖で昭和三陸地震(M8.1、Mw8.4)が発生。震源は日本海溝の太平洋側で、三陸海岸まで200km以上離れていたため、地震による直接被害は少なかった。しかし、最大遡上高28.7mの大津波が発生し、甚大な被害をもたらした。
死者・行方不明者数は合計3064名、家屋被害は全壊7009戸、流出4885戸に上った。特に岩手県下閉伊郡田老村(現・宮古市)の被害が甚大で、死者520名、行方不明452名に達した。明治三陸地震と比較して犠牲者が少なかったのは、未明の発生時刻にも関わらず有感地震により津波への警戒が高まり、早期避難が行われたこと、そして過去の経験に基づく住民間の情報伝達と迅速な避難誘導が効果を発揮したためと考えられる。
地震発生後、ラジオによる迅速な情報伝達も被害軽減に貢献した。政府は応急対策、追加予算の確保、東北の経済振興策を講じた。また、宮城県は津波危険区域の建築規制を行う条例を制定したが、有効性については不明確な点が残る。1972年には防災集団移転促進事業が開始されたものの、実施にはハードルが高かった。
田老村では巨大防潮堤が建設されたものの、2011年の東日本大震災の大津波では越えられた。昭和三陸地震は、防災対策の重要性と課題を改めて浮き彫りにした災害と言える。
標高・地盤認知の推奨
ステップ1
あなたの勤務先やお住まいの住所から標高を知りましょう!
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地理院地図 / GSI Maps|国土地理院のサイトの検索窓に住所を入れると標高がサイトの左下に表示されます。
移転予定先の標高も調査しておきましょう!
※標高は100m以上推奨です。(備えあれば憂いなし!)
ステップ2
あなたの勤務先やお住まいの住所から地盤の状態を知りましょう!
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地盤の状態は地盤サポートマップ【ジャパンホームシールド株式会社】のサイトで知ることができます。
移転予定先の地盤状態も調査しておきましょう!
ステップ3
地震による津波や温暖化による氷河融解による水位上昇をシミュレーションしましょう!
海面上昇シミュレーター | JAXA Earth Appsのサイトで水位が上昇した場合のシミュレーションが可能です。希望の地区へカーソルで移動してください。
縄文時代は今よりも120m水位が高かったようです。縄文海進(Wikipedia) とは?